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[辞典・用語][漢字林][漢字林(非部首部別) 廾部]

[漢字林] [漢字林(非部首部別)] [付録]

「漢字林(非部首部別) 廾部] [部首索引]


廾3+0=総画数3 U+5EFE
[キョウ、ク/]
◆両手
◆両手で捧(ささ)げる、両掌(てのひら)にものを載(の)せる、同「𠬞」
◆にじゅうあし、部首名
筆順
廾3+冂2=総画数5 U+518A
册𠕁𠕋
[サク、シャク、サツ/]
◆文字(文章)が記された細長い竹製・木製の札(竹簡や木簡)を順序正しく並べ綴じたもの、文書や書物
◆綴じられた書物や文書を数える単位
◆符命フメイ、天子の意であることの証(あかし、署名や押印)のある札(ふだ、文書)、天子が下す命令書・指示書・辞令書、特に諸侯の領土・爵位・官位などの任免の文書、同「策」「【說文解字:冊部:冊】符命也諸矦進受於王也象其札一長一短中有二編之形…(「諸矦」は「諸侯」)
筆順
廾2+十2=総画数4 U+5345
𠦃
[ソウ/さんじゅう]
◆三十、「十」を三つ並べ「三十」を表す {数字}
筆順
廾3+十2=総画数5 U+5349
𠦄芔
[キ、ケ/]
◆草(くさ)、草類の総称
注解:「芔」が本字
筆順
廾3+囗3=総画数6 U+361F
[未詳/]
◆未詳
廾3+大3=総画数6 U+368F

[コウ、ゴウ/]
◆四方に広がる、同「放」
◆夏の明るく大きく広がった空、同「昊」
廾3+戈4=総画数7 U+6212
𢌵𢦥𢦶𢦬
[カイ、ケ/いまし・める]
◆気を引き締めて用心する、憂いがないように備(そな)える
◆自ら言動を慎む
◆誡(いまし)める、強く注意して悟らせる、過(あやま)たないように教え諭す、同「誡」
筆順
廾3+日4=総画数7 U+3AD2
[キョウ、ク/]
◆手を添え助ける、支え助ける、同「扶」
◆両手で捧(ささ)げる、両掌(てのひら)にものを載(の)せる、同「廾」
廾3+火4=総画数7 U+7077
𤆽
[サン、ゼン/]
◆火種
◆残り火、また燃え残りや灰
𥃲廾3+目5=総画数8 U+250F2

[ク、グ/そな・わる、そな・える、つぶさ・に]
◆そな・わる、そな・える、必要なものが揃っている、必要なものを揃える
◆必要なものが身に付いている
◆(食事のための器具、戦うための武具、作業するための道具などの)揃えておく必要があるもの
◆つぶさ・に、漏れなく詳しく
𥤰廾3+穴5=総画数8 U+25930
肉𠕎𠕜𥤬𡧢
[ジク、ニク/しし]
◆人や動物の骨・臓器などを除いた部分、果実の種などを除いた部分、ものの内部の骨・内臓・種などを厚く覆(おお)い、外的な力からそれらを保護し、同時にその形状や位置関係を維持する役割をするもの
◆厚く柔らかいもの、ふくよかなもの
◆体(からだ)、生きている人の体、生身(なまみ)
◆環状のものの輪の幅(環の半径から孔の半径を引いたもの)、稈カン(内部が空洞になっている茎くき)の厚み {礼器(円形)}
廾3+立5=総画数8 U+7ACE
[ホウ/]
◆登る
𥫠廾3+竹6=総画数9 U+25AE0
[未詳/]
◆未詳「【玉篇:卷十四:竹部第一百六十六:簊】居其切竹名𥫠同上」
𥫲廾4+竹6=総画数10 U+25AF2
[キョウ、コウ/]
◆未詳「【正字通:未集上:竹部:𥫲】俗字舊註音况覓魚具泥」「【康熙字典:未集上:竹部:𥫲】《字彙》虛放切音况覓魚具」
𥸭廾3+米6=総画数9 U+25E2D
𥸶
[キク/]
◆両手にものを載(の)せる、同「𢌻」「掬」「【龍龕手鑑:卷二:米部第十五:𥸶】或作𥸭正居六反雨手盛物也今作掬」
羿廾3+羽6=総画数9 U+7FBF
𦐧𢏖𢏗𢏘
[ゲイ、ゲ/]
◆唐代の神話上の人物、別名「大羿タイゲイ」、弓の名手とされ、帝夋テイシュンの十人の子が順に太陽となり地を照らしていたが、いつしか十人が一度に地を照すようになって激しい日照りが続いたため、九個の太陽を弓で射落としたといわれる、妻は嫦娥ジョウガ(大変美しく聡明な神話上の女性で、月に住んでいたが地上に降りて大羿の妻となった、後に不老不死の薬を盗んで飲み月に逃げたという)
◆ 夏代の有𥨪ユウキュウ国の国主、別名「后羿コウゲイ」「夷羿イゲイ」、後に家臣の寒浞カンサクに討たれたという、一説では弟子の逄蒙ホウボウに討たれたともいう
廾3+臼6=総画数9 U+8201
𦥠𠢈𢪓𦥹
[ヨ/]
◆ものに棒を渡し二人で(複数人で)担(かつ)ぐ、また担ぎ上げる、また持ち上げる、同「扛」「𢱫」「掆」
注解:本字は本来{⿱𦥑廾}、「𦥑」「廾」はいずれも「両手」「両手で持ち上げる」の意
筆順
𦬇廾3+艸3=総画数6 U+26B07
茻𦬠
[ボウ、モウ/]
◆叢(くさむら)、草がびっしりと叢(むら)がり生えているさま、草が茫々ボウボウと生えているさま
◆未詳「【玉篇:卷十四:茻部第一百六十四:茻】莫朗切草木冬生不死說文云眾艸也𦬠同上」
𦬠廾4+艸3=総画数7 U+26B20
茻𦬇
[ボウ、モウ/]
◆叢(くさむら)、草がびっしりと叢(むら)がり生えているさま、草が茫々ボウボウと生えているさま
◆未詳「【玉篇:卷十四:茻部第一百六十四:茻】莫朗切草木冬生不死說文云眾艸也𦬠同上」
𦬧廾4+艸6=総画数10 U+26B27
[未詳/]
◆未詳「【康熙字典:申集上:艸部:𦬧】《玉篇》古文友字註詳又部二畫《集韻》古文作𦫹」「【中華大字典:艸部:𦬧】古友字見[康煕字典引玉篇][按玉篇又部下無古文祇集韻有韻友下古文作𦫹…不知其据何本添入]」
𦴳廾9+艸3=総画数12 U+26D33
[未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𦴳】同"苟"」
𦿠廾14+艸3=総画数17 U+26FE0
[未詳/]
◆未詳
𦿩廾14+艸3=総画数17 U+26FE9
蓸𧅝
[ソウ/]
◆同「草」「【說文解字注:艸部:𧅝】艸也从艸曹聲(…籀文作𦿩)」
𧂑廾16+艸3=総画数19 U+27091
𧲛𧄟
[セン/]
◆進める、提供する、同「薦」「【國語:卷九:晉語三】君其伐之勿予糴公曰寡人其君是惡其民何罪天殃流行國家代有(代更也)補乏𧲛饑道也不可以廢道於天下(𧲛進也)」
𧃻廾16+艸3=総画数19 U+270FB
[未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𧃻】同"薔"」
𧟤廾3+襾6=総画数9 U+277E4
𧟨𧟥𧟦
[ケン、ゲン/]
◆三国時代の呉(222年~280年)第三代国王孫休ソンキュウの第二子孫𩃙ソンコウの字(あざな)
𧟥廾3+襾6=総画数9 U+277E5
𧟨𧟤𧟦
[ケン、ゲン/]
◆三国時代の呉(222年~280年)第三代国王孫休ソンキュウの第二子孫𩃙ソンコウの字(あざな)
廾3+馬10=総画数13 U+99B5
[シュ、ス/]
◆左後足が白い馬
◆馬の足に紐(ひも)・縄(なわ)を絡(から)めて動かないようにする、同「馽」「縶」
廾3+龍16=総画数19 U+9F8F
[キョウ、ク/]
◆慎み深い、恭しい
十部
廾3+1=総画数4 U+5F00
[ケン、カイ、ケ/]
◆平らなさま、並び立っているものや枝分かれしたものの先が揃っているさま、同「幵」
◆繁「開」
筆順
𠆻开4+人2=総画数6 U+201BB
[ゲイ、ギョウ/]
◆傾斜が急なさま、同「俓」
开4+刀2=総画数6 U+5211
𠛬㓝𠛜𠜚
[ケイ、ギョウ/]
◆重い罪に対する懲(こら)らしめ、軽い罪に対するものは「罰」
◆処罰する、罰を加える、「刑罰ケイバツ」
◆型かた、基本や標準になる形、同「型」
筆順
开6+口3=総画数9 U+549E
哯𠯟
[ケン、ゲン/]
◆乳児が飲んだ乳を吐く
◆吐き気を伴わずに吐く「【說文解字注:口部:哯】不歐而吐也(欠部曰歐吐也渾言之此云不歐而吐也者析言之歐以匈㗋言吐以出口言也有匈㗋不作惡而已吐出者謂之哯)」
开4+女3=総画数7 U+598D

[ゲン、ケン/]
◆磨(みが)かれたようにほっそりとして美しい
◆「嫶妍ショウケン」、憂い悲しみのあまり痩(や)せ細る
筆順
开4+山3=総画数7 U+5C8D
[ケン/]
◆山名、陝西省宝鶏市西部、「岍山ケンザン」 {陝西省}
𢇩开4+广3=総画数7 U+221E9

[ハイ、ヘ、テイ、チョウ/]
◆傷跡が盛り上がったもの
◆官庁、役所、同「廳」
◆未詳「【玉篇:卷二十二:广部第三百四十七:庍】方卦切到別也」
开4+彡3=総画数7 U+5F62
[ケイ、ギョウ/かたち、かた、なり]
◆ものの表に現れた姿、外観
◆ものの表の様子、状態
◆型、様式
筆順
𣂖开4+斤4=総画数8 U+23096
斯𣂕
[シ/か、か・く、こ、こ・の]
◆断ち切る、切り割(さ)く
◆これ、この、ここ、this
◆か・く、このように、thus、such
◆か・くて、か・くして、このようにして、それが元(原因・理由)で
开4+木4=総画数8 U+6785
𣓖
[ケイ、ケ/]
◆斗形(ますがた)、建物の柱の上端に置いてそれより上部の梁(はり)や桁(けた)を支える方形の木材、同「枓」「欂」、"U"字形の木材(栱)と組み合わせた部材を「枓栱・斗栱トキョウ」という {建物}
筆順
𣥎开4+止4=総画数8 U+2394E
戰戦𢧐战𣥭𣥟
[セン/いくさ、たたか・う、おのの・く、そよ・ぐ]
◆戈(ほこ)などの武器を持って闘(たたか)う、争(あらそ)う
◆勝負・優劣を競(きそ)い合う
◆懼(おそ)れる、恐れでびくびくする、「戦慄センリツ(恐怖で体を震わすさま)」
◆[日]そよ・ぐ、風に吹かれ震(ふる)えるような音を立てて揺れ動く
𤕑开4+父4=総画数8 U+24551
[フ/]
◆未詳「【康熙字典:巳集:父部:𤕑】《龍龕》音甫器也工人所用○按卽斧字之譌」
𤜵开4+犬3=総画数7 U+24735
𤝴
[ケン、ゲン/]
◆狂犬
◆虎などの獣を追い払う(勇猛な)犬
开4+瓦5=総画数9 U+3F1B
𦈨𦈵𤭓
[ケイ、ギョウ/]
◆首が細長く胴が膨らみ釣鐘のように下が広がっている酒壺、同「鈃」
𤿐开4+皮5=総画数9 U+24FD0
[ヒ/]
◆大きく開き広げる、同「翍」「【龍龕手鑑:卷一:皮部第十六:𤿐】俗翍或作披今普皮反披張開散也三」
◆「𤿐䙹ヒケン」、口を(大きく)開くさま「【正字通:午集中:皮部:𤿐】匹依音披開張也又𤿐䙹開口貌王延壽王孫賦脣𥀏㗩以𤿐䙹」
开4+石5=総画数9 U+7814

[ケン、ゲン/みが・く、と・ぐ]
◆(石を使って)磨(みが)く、擦(こす)って表面を平らにする、同「揅」
◆硯(すずり)、硯で墨を磨(す)る
◆技術や学問に磨きをかける、またより深く究める、同「揅」
筆順
开4+禾5=総画数9 U+412F
[ケン/]
◆(穀物などの)束(たば)を数える語、1䄯=10把ハ(一握り分の束)、同「𢆞」「【玉篇:卷十五:禾部第一百九十四:䄯】古殄切十把曰䄯」
𥝯开4+禾5=総画数9 U+2576F
奔𢍃𠬼
[ホン/はし・る]
◆勢いよく(「走」よりも速く)走る、さっと駆ける、動きに勢いがあるさまをいう、「奔馳ホンチ」「奔流ホンリュウ」
◆一斉に駆け出す、一目散(いちもくさん)に逃げ出す、同古「犇」、「出奔シュッポン」
◆脇目(わきめ)も振らずに突き進む、がむしゃらに行動する、「奔走ホンソウ」「奔放ホンポウ」
◆婚姻の際の礼儀や作法を欠いたまま男女が一緒になる、駆け落ちする、「私奔シホン」「淫奔インポン」
𥤴开4+穴5=総画数9 U+25934
[未詳/]
◆未詳「【玉篇:卷十一:穴部第一百五十四:𥤴】烏敢切於檢切𥤴閉也」「【正字通:午集下:穴部:𥤴】俗弇字弇揜通舊註音訓與揜弇近譌作𥤴非一說穽字之譌穽亦有黯掩二音也」
开4+竹6=総画数10 U+7B04

[ケイ、ケ/こうがい]
◆髪に刺して整えた髪や冠などを固定するための道具、それに飾りを付けたものが簪(かんざし) {服飾(髪飾)}
◆女子の成年、古く女子が十五歳になると髪を結い笄(こうがい)を刺したことから
◆[日]日本刀の鞘(さや)に差し込む短い箆(へら)状の道具、身嗜(みだしな)みを整えるためのものという
筆順
𥸶开4+米6=総画数10 U+25E36
𥸭
[キク/]
◆両手にものを載(の)せる、同「𢌻」「掬」「【龍龕手鑑:卷二:米部第十五:𥸶】或作𥸭正居六反雨手盛物也今作掬」
𦈨开4+缶6=総画数10 U+26228
𦈵𤭓㼛
[ケイ、ギョウ/]
◆首が細長く胴が膨らみ釣鐘のように下が広がっている酒壺、同「鈃」
开4+艸3=総画数7 U+833E
[ケン/]
◆未詳「【樂府詩集:卷三十三:相和歌:苦寒行五解】悠悠發洛都茾我征東行…」「【爾雅翼:卷首】諼藼導䆃夆蜂嚶鸎訓義之參差(…周頌小毖莫予茾蜂毛傳云{⿳艹并}蜂𢊏曳也…按文公詩傳茾使也…)」
◆「秦茾シンケン」、薬草名、未詳「【集韻:卷三:平聲三:先第一:{⿱艹幵}】秦{⿱艹幵}藥艸」
开4+見7=総画数11 U+4679
𧠻
[ケン、ゲン、ショウ、ソウ、ドウ、ノウ/]
◆乳児が飲んだ乳を吐く、吐き気を伴わずに吐く、同「哯」「【龍龕手鑑:卷三:見部第一:䙹𧠻】二或作哯今音現小兒飲乳也又不顧而吐也」
◆「𤿐䙹ヒケン」、口を大きく開くさま「【正字通:午集中:皮部:𤿐】匹依音披開張也又𤿐䙹開口貌王延壽王孫賦脣𥀏㗩以𤿐䙹」
开4+言7=総画数11 U+8A2E
詽𧥪𧦐
[ケン/]
◆大声で言い争う
开4+豕7=総画数11 U+8C5C
豣𧱚猏𧱸𧲀𧲨
[ケン/]
◆三歳の豚、十分に生長した大きな豚、一歳は「豵」、二歳は「豝」
𧲨开4+豸7=総画数11 U+27CA8
豣豜𧱚猏𧱸𧲀
[ケン/]
◆三歳の豚、十分に生長した大きな豚、一歳は「豵」、二歳は「豝」
𨊻开4+車7=総画数11 U+282BB
[ケイ/]
◆車軸両端の車輪から外に突き出た部分
开4+邑3=総画数7 U+90A2
郉𨚆
[ケイ、ギョウ/]
◆周代(西周、前11世紀~前771年) の諸侯国名、廣平コウヘイ襄國ジョウコク縣(現河北省邢台市付近)「【玉篇:卷二:邑部第二十:邢】胡丁切左氏傳狄伐邢杜預云邢國在廣平襄國縣又輕干切周公所封地近河內」 {河北省}
𨚆开4+邑7=総画数11 U+28686
邢郉
[ケイ、ギョウ/]
◆周代(西周、前11世紀~前771年) の諸侯国名、廣平コウヘイ襄國ジョウコク縣(現河北省邢台市付近)「【玉篇:卷二:邑部第二十:邢】胡丁切左氏傳狄伐邢杜預云邢國在廣平襄國縣又輕干切周公所封地近河內」 {河北省}
𨡶开9+酉7=総画数16 U+28876
𨢹𦡅𨢏𤏾
[セイ、ショウ/]
◆魚を煮込んだ料理
开4+金8=総画数12 U+9203
銒钘𨨵
[ケイ、ギョウ/]
◆首が細長く胴が膨らみ釣鐘のように下が広がっている酒壺、同「𦈨」
◆祭礼の際に羹(あつもの、野菜などを煮込んだ吸物)を盛る三本足で蓋付きの器、小形の鼎(かなえ)、同「鉶」
开4+金5=総画数9 U+9498
銒鈃𨨵
[ケイ、ギョウ/]
◆首が細長く胴が膨らみ釣鐘のように下が広がっている酒壺、同「𦈨」
◆祭礼の際に羹(あつもの、野菜などを煮込んだ吸物)を盛る三本足で蓋付きの器、小形の鼎(かなえ)、同「鉶」
开4+門8=総画数12 U+958B
𨴂𨴔𨵑𨵓
[カイ、ケ/あ・く、あ・ける、ひら・く、ひら・ける、はだ・ける]
◆啓(ひら)く、閉じられている扉を真ん中から左右に押し除(の)ける
◆仕切っているもの(塞ふさいでいるもの、妨さまたげているもの)を取る、「開放カイホウ」
◆明け放つ、大きく広げる
◆(閉じていた扉が開いて)間が空(あ)く
◆(束縛ソクバクを解といて)動かす、動く
◆簡「开」
筆順
𨸦开4+阜3=総画数7 U+28E26
[未詳/]
◆未詳「【中華字海:阝部:𨸦】同"岍"」
开4+隹8=総画数12 U+96C3
[ガン、ケン/]
◆セキレイ(鶺鴒)、セキレイ科の鳥、別名「𪄉𪆫・雝𪆫ヨウキョ」「精列セイレツ」、同「鳽」「䲽」
开4+鳥11=総画数15 U+9CFD
[ケン/]
◆アカガシラサギ(赤頭鷺)、サギ科アカガシラサギ属の鳥、別名「鵁鶄コウセイ」「池鷺チロ」
◆セキレイ(鶺鴒)、セキレイ科の鳥、別名「𪄉𪆫・雝𪆫ヨウキョ」「精列セイレツ」、同「雃」「【玉篇:卷二十四:鳥部第三百九十:鳽】五革五田二切鳽鵁鶄似鳧腳髙毛冠」
◆「麻鳽バケン(サギ科サンカノゴイ属の鳥)」「葦鳽イケン(サギ科ヨシゴイ属の鳥)」などサギ(鷺)類の名などに用いられる
𪊑开4+鹿11=総画数15 U+2A291

[ケン/]
◆並はずれて力の強いシカ(鹿)
𪗛开4+齒15=総画数19 U+2A5DB
[ゲン、ゴン/]
◆歯が露(あらわ)なさま、また露にするさま
◆未詳「【蠛蠓集:卷三:賦:㠠昆山賦】…{⿰耳猋}{⿰耳猋}𪗛𪗛拉蹠僂{⿸鹿旲}偨池…」
廾3+2=総画数5 U+5F01
[ヘン、ベン/わきま・える]
◆頭に被(かぶ)る冠(かんむり)や帽子、冕ベン(高位の人の正装用の冠)なども含む、同「㝸」「𢍍」
◆冠を被(かぶ)る、同「𠭛」
◆元服ゲンプク(男子が成人したことを祝い示す儀式)する
◆判別する、疑う余地がないようにはっきりと区別する、同「辨」
◆けじめ、はっきりとした区別、同「辨」
◆治(おさ)める、筋(すじ)を通す、筋が通るように正(ただ)す、同「辯」
◆論ロンじる、筋が通るように(筋道を立てて)話す、同「辯」
◆話の筋が通っているさま、話や話し方が巧みなさま、同「辯」
◆ウリ(瓜)類の果実の中身、果実の中にある種と種を包んでいる柔らかい部分、同「瓣」
◆花びら、「花弁・花瓣カベン」、同「瓣」
筆順
弁5+匚2=総画数7 U+5325
[ヘン、ベン、ハン、ボン/]
◆ものを入れる(盛る)竹製の蓋(ふた)付きの器
𡊅弁5+土3=総画数8 U+21285
𡊄𠬁𡍊𥻎𡏙𢍨𥹻𥽒𡊯𡏰𡓴𣀲𣀰𣀱
[フン/]
◆塵(ごみ)を掃(はら)う、払い除(の)ける、汚(よご)れを取り除く、同「糞」
𡊯弁5+土3=総画数8 U+212AF
𡊄𠬁𡊅𡍊𥻎𡏙𢍨𥹻𥽒𡏰𡓴𣀲𣀰𣀱
[フン/]
◆塵(ごみ)を掃(はら)う、払い除(の)ける、汚(よご)れを取り除く、同「糞」
𡗹弁5+大3=総画数8 U+215F9
𨠒𨠢䣲
[ハン、ホン/]
◆一晩寝かせて醸(かも)した酒、一説に水に漬(つ)けずに醸した酒「【龍龕手鑑:卷三:大部第六:𡗹】芳万反酒宿也」「【廣韻:去聲:願第二十:嬔:𨠒】一宿酒𡗹上同」「【集韻:卷七:去聲上:願第二十五:𨠒】說文酒疾熟也一曰不𥼶米而釀或書作䣲」
弁5+山3=総画数8 U+5CC5
[/くら]
◆[日]地名用字、「船峅(ふなくら、富山県富山市坂本)」「芦峅寺(あしくらじ、富山県中新川郡立山町)」
筆順
弁5+手3=総画数8 U+62DA
𢪴𢱰𢷥
[ヘン、ベン、フン/]
◆両手をぱんぱんと打ち鳴らす、拍子をとりながら両手を打ち鳴らす、同「抃」
◆鳥が翼を大きく羽ばたかせながら飛ぶ、同「翻」
◆掃(はら)う、払い除(の)ける、同「𡊄」「糞」
弁5+日4=総画数9 U+662A
𣅹
[ヘン、ベン/]
◆陽の光が明るいさま、陽が明るく光るさま
◆喜び楽しむさま
筆順
弁5+木4=総画数9 U+3B53
[ヘン、ベン/]
◆枓栱・斗栱トキョウ、方形の木材(枓)と"U"字形の木材(栱)を組み合わせ建物の柱の上端に置いてそれより上部の梁(はり)や桁(けた)を支える部材 {建物}
𤝏弁5+犬3=総画数8 U+2474F
[ヘン、ベン/]
◆犬が争うさま「【玉篇:卷二十三:犬部第三百六十四:𤝏】皮戀切犬爭皃」
弁5+玉4=総画数9 U+3EB9
[ヘン、ベン/]
◆玉ギョク(美しく高貴な石)の名
◆玉製の珠(たま)飾りの付いた弁(べん、冠や帽子)、同「玣」
𤼪弁5+癶5=総画数10 U+24F2A
登𤼷𤼼𧰍
[トウ、ト/のぼ・る]
◆高いところに上がる、高い方(上の方)に進む、同「陞」、一般に道や階段や梯子(はしご)などの足場を伝いながら上がることをいい、足場がなく浮くように上がるのは「昇」
◆高いところに乗る、上に乗る
◆高い地位に就く、高い地位に引き上げる
◆書類に載(の)せる、記載する、同「載」
◆穀物が実る、また熟す、同「升」
弁5+竹6=総画数11 U+7B32
[ハン、ボン/]
◆(贈り物や手土産などを入れる)竹製(或いは枝蔓製・藁製)の蓋(ふた)付きの器「【禮記注疏(禮記正義):卷第二:士昬禮第二】婦執笲棗栗自門入升自西階進拜奠于席…(「棗栗ソウリツ」は、ナツメ(棗、クロウメモドキ科ナツメ属の木)とクリ(栗、ブナ科クリ属の木)で、婦人が人を訪ねる際の手土産に持って行くものとされた)
𥿋弁5+糸6=総画数11 U+25FCB
𦃍𦅳
[ハン、ボン、ベン/]
◆(馬の鬣たてがみの)房状の飾り、同「繁」「緐」
弁5+艸3=総画数8 U+44AA
[ヘン、ベン/]
◆草名、未詳「【廣韻:去聲:線第三十三:卞:䒪】雀草」「【集韻:卷八:去聲下:綫第三十三:䒪】雀䒪艸名」
𨋒弁5+車7=総画数12 U+282D2
[ホン、ボン/]
◆車の横木、未詳「【字彙:酉集:車部:𨋒】歩本切音笨車横木」
𨚕弁5+邑3=総画数8 U+28695
[未詳/]
◆未詳「【書訣:周器銘】齊侯十三鐘…𨚕敦…」「【陝西通志:卷九十八】毛伯敦銘皇祐中長安民得於渭上銘曰毛伯內門立中庭右祝𨚕王呼內史冊命𨚕王曰𨚕昔先王既命」
弁5+酉7=総画数12 U+48F2
𨠒𨠢𡗹
[ハン、ホン/]
◆一晩寝かせて醸(かも)した酒、一説に水に漬(つ)けずに醸した酒「【龍龕手鑑:卷三:大部第六:𡗹】芳万反酒宿也」「【廣韻:去聲:願第二十:嬔:𨠒】一宿酒𡗹上同」「【集韻:卷七:去聲上:願第二十五:𨠒】說文酒疾熟也一曰不𥼶米而釀或書作䣲」
𨠢弁5+酉7=総画数12 U+28822
𨠒䣲𡗹
[ハン、ホン/]
◆一晩寝かせて醸(かも)した酒、一説に水に漬(つ)けずに醸した酒「【龍龕手鑑:卷三:大部第六:𡗹】芳万反酒宿也」「【廣韻:去聲:願第二十:嬔:𨠒】一宿酒𡗹上同」「【集韻:卷七:去聲上:願第二十五:𨠒】說文酒疾熟也一曰不𥼶米而釀或書作䣲」
弁5+門8=総画数13 U+959E
[ヘン、ベン、カン、ケン/]
◆門の枓栱(トキョウ、斗栱)、方形の木材(枓)と"U"字形の木材(栱)を組み合わせ建物の柱の上端に置いてそれより上部の梁(はり)や桁(けた)を支える部材、別名「欂櫨ハクロ」 {建物}
◆閂(かんぬき)、扉を閉め内側から横に渡して扉が開かないようにするための横木、同「關」
弁5+頁9=総画数14 U+4ABB
[ヘン、ベン/]
◆冠名
◆冠が傾く
𩚳弁5+食8=総画数13 U+296B3
飯飯飰饭
[ハン、ボン/めし、いい]
◆米などの穀物を煮たり炊(た)いたりして柔らかくした(食べやすくした)もの
◆(毎日定期的に摂とる)食事
◆食べ物を食べる、食べ物を与える
弁5+馬10=総画数15 U+4B81
駢騈骈𩢝𩡼
[ヘン、ベン/]
◆二頭立ての馬車
◆対ツイになる、対になって並ぶ
弁5+鳥11=総画数16 U+9D18
[ヘン、ベン/]
◆二歳のタカ(鷹)やハヤブサ(隼)の赤味がかった羽の色、「青鴘セイヘン」
筆順
𪌚弁5+麥11=総画数16 U+2A31A
麰𪌸
[ボウ、ム/]
◆オオムギ(大麦)、イネ科オオムギ属の草、同「𪍓」「𦭷」「【廣韻:下平聲:尤第十八:謀:麰】大麥又短粒麥」 {オオムギ}
𢌮廾3+2=総画数5 U+2232E
[ロウ、ル/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷四:廾部第三十二:𢌮】音弄」「【字彙補:寅集:廾部:𢌮】與弄同」
𣅹𢌮5+日4=総画数9 U+23179

[ヘン、ベン/]
◆陽の光が明るいさま、陽が明るく光るさま
◆喜び楽しむさま
廾3+3=総画数6 U+5F02
𢍀
[イ/]
◆挙げる
◆止(や)む、止(と)める、止まる、同「已」
◆繁「異」
𦯸异7+艸3=総画数10 U+26BF8
[未詳/]
◆未詳「【中華字海:艹部:𦯸】同"芑"」
𩐦异6+音9=総画数15 U+29426
[オク/]
◆未詳「【字彙補:戌集:音部:𩐦】乙角切音藥義闕」
日部
廾3+4=総画数7 U+5F03
棄𣓪𠆉𠔚𠬇𢍞𨓋
[キ/す・てる]
◆捨(す)てる、投げ捨てる、放(ほう)り出す
◆忘れ去る
筆順
𢬵弃7+手3=総画数10 U+22B35
[ヘン、ベン、フン、ハン、ホン/]
◆両手をぱんぱんと打ち鳴らす、拍子をとりながら両手を打ち鳴らす、同「抃」「拚」
◆(命などを)投げ出す、棄(す)てる、同「拌」
◆鳥が翼を大きく羽ばたかせながら飛ぶ、同「翻」
弃7+水3=総画数10 U+3CF0
溝沟
[コウ、ク/みぞ]
◆両側を木や石を組んで作った水路、用水路
◆田畑の間に通した用水路、井田制(周代の税法)では「井(一里四方の土地を縦横それぞれ三分して九区画に分け、八戸に一区画ずつ与え、中央の一区画を八戸で共同耕作し、そこからの収穫を税としたもの)」の境界となる幅四尺・深さ四尺の水路 「洫」参照 {井田制}
◆筋状に続いている窪み
◆(溝を掘って)隔(へだ)てる、境界
◆10の32乗 {数字}
𥟋弃7+禾5=総画数12 U+257CB
[未詳/]
◆未詳「【龍龕手鑑:卷一:禾部第二十七:𥟋】隨凾云合是稱字經文名𥟋世界」
𥹻弃7+米6=総画数13 U+25E7B
𡊄𠬁𡊅𡍊𥻎𡏙𢍨𥽒𡊯𡏰𡓴𣀲𣀰𣀱
[フン/]
◆塵(ごみ)を掃(はら)う、払い除(の)ける、汚(よご)れを取り除く、同「糞」
𨓋弃7+辵3=総画数10 U+284CB
棄𣓪𠆉弃𠔚𠬇𢍞
[キ/す・てる]
◆捨(す)てる、投げ捨てる、放(ほう)り出す
◆忘れ去る
𩓗弃7+頁9=総画数16 U+294D7

[キ/]
◆頭を挙げる
◆冠を固定するための帯また紐、顎(あご)のところで結わえる
廾3+4=総画数7 U+5F04
㺯挵挊𠧗
[ロウ、ル/もてあそ・ぶ、いじ・る、いじ・くる]
◆(美しい石を)手に取り飽くことなく触れたり眺めたりする、また愛(め)でる
◆楽器を奏(かな)でる、「音楽を愛でる」の意
◆(相手が嫌がるのも構わずに)むやみに手を加える、意味もなくあれやこれやに手を出す
◆両側に家が建ち並ぶ路地、小路
筆順
弄7+人2=総画数9 U+345D
𢙱
[ロウ、ル/]
◆「㑝倲ロウトウ」「㑝戇ロウトウ」、愚かなさま
弄7+口3=総画数10 U+54E2
𠱚𧧎
[ロウ、ル/]
◆鳥が歌うように囀(さえず)る
筆順
𡱯弄7+尸3=総画数10 U+21C6F
[ロウ、ル/]
◆両側に家が建ち並ぶ路地
弄7+广3=総画数10 U+3885
[ロウ、ル/]
◆大きな屋根の家、大きな建物、同「廈」
◆路(みち)に沿って屏のように建ち並ぶ家
𢙱弄7+心3=総画数10 U+22671

[ロウ、ル/]
◆「𢙱倲ロウトウ」「𢙱戇ロウトウ」、愚かなさま
𢚸弄7+心4=総画数11 U+226B8
[ロン/]
◆[喃]心や心情を表す語、「𢞂𢚸ブゥォナン(気持ちが落ち込むさま、憂鬱なさま)」
弄7+手3=総画数10 U+6335
弄㺯挊𠧗
[ロウ、ル/もてあそ・ぶ、いじ・る、いじ・くる]
◆(美しい石を)手に取り飽くことなく触れたり眺めたりする、また愛(め)でる
◆楽器を奏(かな)でる、「音楽を愛でる」の意
◆(相手が嫌がるのも構わずに)むやみに手を加える、意味もなくあれやこれやに手を出す
◆両側に家が建ち並ぶ路地、小路
弄7+木4=総画数11 U+6887
[ロウ/]
◆「梇棟ロウトウ」、漢代(前202年~220年)の益エキ州(現雲南省楚雄彝族自治州姚安県北)にあった古県名「【宋書:卷三十八:志第二十八:州郡四】梇棟令漢舊縣屬益州晉太康地志屬雲南」 {雲南省}
◆木名、未詳
弄7+石5=総画数12 U+7866
[ロウ/]
◆「礅硦」、大きな石がぶつかり合う音
◆洞穴
弄7+竹6=総画数13 U+7B6D
𢌺
[サン/]
◆数を計算する(本数や置き方によって数を表す)ための竹の棒、同「算」
◆数(かず)を数(かぞ)える、計算する、同「算」
廾3+4=総画数7 U+5F05
[フン、ブン/]
◆(丘のように)高く盛り上がっているさま
𦯳弅7+艸3=総画数10 U+26BF3
[未詳/]
◆未詳「【字彙補:申集拾遺:艸部:𦯳】■■切音■人名董𦯳宋人精於五禮」「【康熙字典:申集上:艸部:𦯲】《吳越春秋》采葛婦作詩曰葛不連蔓𦯲台台我君心苦命更之音義未詳…○按棻字註云棻香木又云人名疑𦯲𦯳二字皆棻字之譌」
火部
𢌳廾3+4=総画数7 U+22333
[キ、ギ/]
◆弓柄(ゆづか、弓の握り手の部分、「弣フ」という)を握(にぎ)る、また握り持つ「【說文解字注:𠬞部:𢌳】持弩拊(凡弓刀把処皆曰拊…)」
𧯭𢌳8+豆7=総画数15 U+27BED
豋𤮘𢍪𡖚
[トウ/]
◆祭礼用の供物を盛る蓋付き脚付きの素焼の器、木製は「豆」 {食器}
𢌳7+足7=総画数14 U+47F8
[キ、ギ/]
◆脛(すね)の肉
◆脛(すね)が曲がる
𢌳7+頁9=総画数16 U+982F
𩒶
[キ、ギ、カイ、ケ/]
◆頬骨キョウコツ(ほおぼね、ほほぼね)、頬(ほお、ほほ)、同「頄」「【字彙:戌集:頁部:頯】渠爲切音葵與頄同面顴也○又苦委切恢上聲莊子其顙頯注太朴之貌又爾雅蚆博而頯注頯者中央廣兩頭鋭…」
𢌺廾3+4=総画数7 U+2233A

[サン/]
◆数を計算する(本数や置き方によって数を表す)ための竹の棒、同「算」
◆数(かず)を数(かぞ)える、計算する、同「算」
𦯛𢌺7+艸3=総画数10 U+26BDB
蓖𦶃萞𦱔
[ヒ、ビ/]
◆「𦯛麻ヒマ」、トウゴマ(唐胡麻)、トウダイグサ科トウゴマ属の草 {トウゴマ}
廾3+5=総画数8 U+5F06
[キョ、コ/]
◆ものを今ある所から別の所に移す、しまう、収蔵する、同「去」
𡍊弆8+土3=総画数11 U+2134A
𡊄𠬁𡊅𥻎𡏙𢍨𥹻𥽒𡊯𡏰𡓴𣀲𣀰𣀱
[フン/]
◆塵(ごみ)を掃(はら)う、払い除(の)ける、汚(よご)れを取り除く、同「糞」
𤼴弆8+癶7=総画数15 U+24F34
𤼳
[キョ、コ/]
◆両手を高く上げる、同「挙」
𢍨弆8+米6=総画数14 U+22368
𡊄𠬁𡊅𡍊𥻎𡏙𥹻𥽒𡊯𡏰𡓴𣀲𣀰𣀱
[フン/]
◆塵(ごみ)を掃(はら)う、払い除(の)ける、汚(よご)れを取り除く、同「糞」
𢌿廾3+5=総画数8 U+2233F
畀畁
[ヒ/]
◆賜(たま)う、与える
𡌹𢌿8+土3=総画数11 U+21339
埤𡌨𡌸𡐕
[ヘイ、ヒ、ビ/]
◆低い垣や塀
◆姫垣(ひめがき)、女牆ジョショウ、胸墻キョウショウ、城壁の上から見張ったり攻撃したりするために窓や"凹凹凹"状の狭間(はざま)を設けた低い壁、高いものは「垣」、同「堄」
◆付け足す、付け加えて厚くする
𡮁𢌿8+小3=総画数11 U+21B81
卑卑𤰞𡭼
[ヒ/いや・しい、いや・しめる]
◆下にあるさま、低いさま、高いのは「尊」「【周易正義(周易注疏):卷十一:繫辭上】天尊地卑乾坤定矣」
◆身分や地位などが低い
◆下等な、下品な、劣(おと)る、賤(いや)しい、貧(まず)しい
◆低くする、下げる
𦱓𢌿8+艸3=総画数11 U+26C53
[シ/]
◆「胡𦱓コシ」、オナモミ(葈耳・巻耳)、キク科オナモミ属の草、別名「葈耳シジ」 {オナモミ}
𨡟𢌿8+酉7=総画数15 U+2885F
𨢡𨡕
[ヒツ、ヒチ/]
◆ニレ(楡、ニレ科の木)の熟した実(始めは乳緑色をしているが熟すと乳白色になる)を乾かし砕いて醤(ひしお、濃い液状またペーストpaste状の調味料や食品)にしたもの、同「𨡭䤅ボト」
𢍁廾3+5=総画数8 U+22341
𢍉
[キ、ヒ/]
◆挙(あ)げる
◆賜(たま)う、与える、同「畀」
𦁰𢍁8+糸6=総画数14 U+26070

[キ/]
◆深い青色の美しい絹布、同「綦」「【說文解字:糸部:綥】帛蒼艾色」
◆「𦁰巾キキン」、未婚の女性用の衣服、同「綦巾」
𥃲目部
廾3+6=総画数9 U+5F07
𢍔𥦦
[エン/]
◆覆(おお)う、覆い被(かぶ)さる、蓋(ふた)する
◆口(また出口)が窄(すぼ)まっているさま、また狭(せば)まっているさま
𠝢弇9+刀2=総画数11 U+20762
[エン/]
◆刑、未詳「【集韻:卷四:平聲四:嚴第二十六:𠝢】刑也」
弇9+口3=総画数12 U+557D
𡪁
[ガン、ゴン/]
◆寝言、睡眠中の譫言(うわごと)
弇9+女3=総画数12 U+5A95
[アン、オン/]
◆「媕婀アンア」、なかなか決心がつかないさま、決断できないさま
𡹮弇9+山3=総画数12 U+21E6E

[エン/]
◆「𡹮嵫エンジ」◇西方にあったという山の名「【山海經:西山經】又西二百二十里曰鳥鼠同穴之山…西南三百六十里曰崦嵫之山(日没所入山也…)」「【水經注:卷三十七:流沙地在張掖居延縣東北】…亦言出鍾山西行極崦嵫之山在西海郡北…」「【漢語大字典:山部:崦】[崦嵫]山名。在甘肃省天水市西…」によれば甘粛省天水市の西方という◇陽が沈むところ
𢜰弇9+心3=総画数12 U+22730
[エン/]
◆愛アイする、愛(いと)おしむ、同「㤿」「【玉篇:卷八:心部第八十七:㤿】於檢切愛也…又甘心也𢜰同上」
◆快(こころよ)い、心地よい、同「㤿」「【龍龕手鑑:卷一:心部第四:𢜰】于驗反意足也或作㤿」「【廣韻:去聲:豔第五十五:厭:𢜰】快也」
弇9+手3=総画数12 U+63DC
[エン、オン/]
◆上から覆(おお)う、被(かぶ)せる、覆い隠す、同「掩」
𦝡弇9+月(肉)4=総画数13 U+26761

[アン、オン/]
◆肉や魚を塩・味噌・葱などと一緒に煮る調理法
弇9+水3=総画数12 U+6E30
𢍡
[エン/]
◆今にも雨が降り出しそうな雲に空が覆(おお)われるさま、同「𩃗」
◆水浸しになるさま、びっしょりと濡れるさま
𥚫弇9+示4=総画数13 U+256AB

[エン/]
◆身に降りかかる災(わざわ)い、同「𩳢」「殗」「【集韻:卷八:去聲下:豔第五十五:𩳢殗䄋𥚫】汚觸也」
◆災(わざわ)いを祓(はら)い除くよう神に祈り願う、またその祭礼、同「禳」
弇9+艸3=総画数12 U+844A

[アン、オン/]
◆円形の草葺屋根の家、小さく質素な家、同「庵」「蓭」
◆「葊藹アンアイ」◇草が盛んに生い茂るさま◇(雲などが)一面に広がり覆うさま
◆「葊閭アンリョ」、イヌヨモギ(犬蓬)、キク科ヨモギ属の草 {イヌヨモギ}
◆「葊羅アンラ」「葊摩羅アンマラ」、マンゴーmango、ウルシ科マンゴー属の果樹、別名「芒果・杧果ボウカ」 {マンゴー}
𧩸弇9+言7=総画数16 U+27A78
[アン、オン/]
◆よく知る、また知っている、知り尽(つ)くす、全てを記憶キオクする、また記憶している、同「諳」
𩀂弇9+隹8=総画数17 U+29002
䨄䳺𪁟𪈍𪂻鶕
[アン、オン/]
◆「𩀂𨿡アンジュン」、ウズラ(鶉)、キジ科のウズラ属・ヤマウズラ属など、またミフウズラ科・ナンベイウズラ科などに属する鳥
◆ウズラ(鶉、キジ科ウズラ属の鳥)に似た小形の鳥、同「鴽」、同「鴾母ボウボ」「鴾鵐・鴾鷡ボウブ」「【爾雅注疏:釋鳥】鴽鴾母(《注》䳺也靑州呼鴾母)」
弇9+革9=総画数18 U+97A5
[オウ/]
◆手綱
𪂻弇9+鳥11=総画数20 U+2A0BB
䨄𩀂䳺𪁟𪈍鶕
[アン、オン/]
◆「𪂻鶉アンジュン」、ウズラ(鶉)、キジ科のウズラ属・ヤマウズラ属など、またミフウズラ科・ナンベイウズラ科などに属する鳥
◆ウズラ(鶉、キジ科ウズラ属の鳥)に似た小形の鳥、同「鴽」、同「鴾母ボウボ」「鴾鵐・鴾鷡ボウブ」「【爾雅注疏:釋鳥】鴽鴾母(《注》䳺也靑州呼鴾母)」
弇9+黑12=総画数21 U+9EED
𪒈
[アン、エン/]
◆黒いさま、真っ黒なさま
◆暗いさま、真っ暗なさま
◆「黭然アンゼン」、俄(にわ)かに、突然に
◆「黭黮アンタン」、黒い雲が重く垂れ籠めるさま
廾3+6=総画数9 U+5F08
𢌸𢌾
[エキ、ヤク/]
◆囲碁などの方形の盤バン(ボードboard)を使うゲームgame、(賭けて)囲碁を打つ、同「奕」
◆「博弈バクエキ」◇二人で対局する囲碁などのゲームをする◇金品を賭(か)けるゲーム、賭博トバク
弈9+水3=総画数12 U+3D12

[エキ、ヤク/]
◆水が深く広く満ち満ちているさま「【字彙:巳集:水部:㴒】夷益切音亦水深廣涌溢貌」
◆「浟㴒ユウエキ」、満ち満ちた水がゆったりとどこまでも流れ行くさま
◆川名、未詳「【玉篇:卷十九:水部第二百八十五:㴒】盈歷切水名(《欽定四庫全書》本では「湙」)
臼部
𢌴廾3+6=総画数9 U+22334
㢲巺𢁅
[ソン/たつみ]
◆食材を吟味し調(ととの)えられたご馳走、ご馳走を供える、同「饌」「巽」「【說文解字注:丌部:巺】具也(孔子說易曰巺入也巺乃愻之假借字愻順也順故善入許云具也者巺之本義也)」
𩝁𢌴9+食8=総画数17 U+29741
饌馔𩜹
[セン、ゼン/]
◆選び調(ととの)えられた料理、ご馳走(ごちそう)
◆膳ゼンを整えてご馳走する、同「籑」
𢍃廾3+6=総画数9 U+22343
奔𠬼𥝯
[ホン/はし・る]
◆勢いよく(「走」よりも速く)走る、さっと駆ける、動きに勢いがあるさまをいう、「奔馳ホンチ」「奔流ホンリュウ」
◆一斉に駆け出す、一目散(いちもくさん)に逃げ出す、同古「犇」、「出奔シュッポン」
◆脇目(わきめ)も振らずに突き進む、がむしゃらに行動する、「奔走ホンソウ」「奔放ホンポウ」
◆婚姻の際の礼儀や作法を欠いたまま男女が一緒になる、駆け落ちする、「私奔シホン」「淫奔インポン」
𨃦𢍃9+足7=総画数16 U+280E6
𨁼
[ホン/]
◆勢いよく走る、同「奔」
𢍄廾3+6=総画数9 U+22344
[未詳/]
◆未詳「【字彙補:子集:乙部:𢍄】古文思字見集韻(【集韻:卷一:平聲:之第七:思恖𠂺𠃼】は「𠂺{⿱囟廿}」で、版本によってはやや印刷の掠かすれがあり、「廿」が「廾」に見えたものか?)
𧳴𢍄9+豸7=総画数16 U+27CF4
[未詳/]
◆未詳「【康熙字典:酉集備考:豸部:𧳴】《奚韻》皮寄切(「【玉篇:卷二十三:豸部第三百八十五:{⿰豸𢌿}】皮寄切」とあり)
𢍆廾3+6=総画数9 U+22346
契𡬨𢍠
[ケイ、ケ、ケツ、ケチ、セツ、セチ、キツ/ちぎ・る]
◆(札に)刀で文字などを刻(きざ)み込む、また彫(ほ)る、同「㓞」「栔」
◆固い約束、重要な取り決め、「違(たが)えることがないように刻み込む」の意
◆割符(わりふ、一枚の札に文字などを刻み込みこれを割って互いに持ち合うもの)、割符が合う、符合する
◆殷イン(約前17世紀~約前11世紀、別名商ショウ)を建てた人物の名、同「偰」「禼」
◆「𢍆丹・契丹キッタン・キタイ」、4~10世紀頃に中国北部満州付近に居住していた民族の名 {南北朝時代}、10~12世紀頃には国名を「遼リョウ」と称した {宋代}
𤟻𢍆9+犬3=総画数12 U+247FB
猰𤠵
[エツ、エチ、ケツ、ケチ/]
◆「𤟻貐・𤟻㺄・䝟貐エツユ」、獣名、トラ(虎)のような爪を持ち人を食い足が速いという「【爾雅注疏:釋獸】䝟貐類貙虎爪食人迅走」
◆雑犬
𤸞𢍆9+疒5=総画数14 U+24E1E
𤸪
[セイ、セ/]
◆筋肉の痙攣、またそのような病気、(特に小児の)引き付け、同「痸」
𧳳𢍆9+豸7=総画数16 U+27CF3

[エツ、エチ/]
◆「𧳳貐・猰貐・猰㺄エツユ」、獣名、トラ(虎)のような爪を持ち人を食い足が速いという「【爾雅注疏:釋獸】䝟貐類貙虎爪食人迅走」
𧽁𢍆9+走7=総画数16 U+27F41
𧼪
[未詳/]
◆遥か遠いところを目指して(山を越え川を渡り)行く、越えて(乗り越えて)行く、同「跇」「𧺿」「【說文解字注:走部:𧼪】超特也(廣韵曰同跇按足部有跇字{⿺辶戉}也{⿺辶戉}踰也禮樂志體容與迣萬里迣迾也…)」「【字彙補:酉集:走部:𧽁】同𧼪」
注解:音は「丑例切chì」
𢍉廾3+6=総画数9 U+22349
𢍁
[キ、ヒ/]
◆挙(あ)げる
◆賜(たま)う、与える、同「畀」
𦂖𢍉9+糸6=総画数15 U+26096
[ヘイ、ハイ/]
◆未詳「【集韻:卷七:去聲上:霽第十二:𦂖】緝也」
𥸭米部
𢍍廾3+7=総画数10 U+2234D
𢍙𠭛
[ヘン、ベン/]
◆頭に被(かぶ)る冠(かんむり)や帽子、同「弁」
◆冕ベン、高位の人の正装用の冠、同「冕」「㝸」 {服飾(冕冠)}
◆冠や帽子を被(かぶ)る、同「弁」
𦃍𢍍10+糸6=総画数16 U+260CD
𥿋𦅳
[ハン、ボン、ベン/]
◆(馬の鬣たてがみの)房状の飾り、同「繁」「緐」
𢍏廾3+7=総画数10 U+2234F
𨤑𢍊
[ケン/]
◆握り飯
𡪃𢍏11+宀3=総画数14 U+21A83
奥奧𢍢𠆇𠆑𡪿𥨩
[オウ、イク、オク/]
◆部屋の西南の隅(すみ)、祭礼の際に祭壇を設ける場所で「奥」と呼ばれた、同「隩」「【儀禮:巻第十六:少牢饋食禮第十六】司宫筵于奥祝設几于筵上右之」
◆深く入り込んだ部屋、また場所
◆外からは容易に窺(うかが)うことができないところ、深く容易に辿り着けないところ
𨤜𢍏10+豕7=総画数17 U+2891C
豢㹖
[カン、ゲン/]
◆養(やしな)う、飼育する、穀物の餌を与えて(囲いの中で)家畜を飼(か)う、またそうして飼われた豚やヒツジ(羊)などの家畜
◆家畜の餌とする穀物、餌とする草は「犓」
◆餌をちらつかせて誘い込み利用する
𢍙廾3+8=総画数11 U+22359
𢍍𠭛
[ヘン、ベン/]
◆頭に被(かぶ)る冠(かんむり)や帽子、同「弁」
◆冕ベン、高位の人の正装用の冠、同「冕」「㝸」 {服飾(冕冠)}
◆冠や帽子を被(かぶ)る、同「弁」
𦅳𢍙12+糸6=総画数18 U+26173
𥿋𦃍
[ハン、ボン、ベン/]
◆(馬の鬣たてがみの)房状の飾り、同「繁」「緐」
𢍜廾3+9=総画数12 U+2235C
[ソン/]
◆酒器、神や先祖を祭ったり賓客ヒンキャクをもてなす際に用いる酒器、同「尊」「【玉篇:卷三十:酋部第五百四十:尊】子昆切敬也重也亦酒器也或作樽𢍜同上」
𨗕𢍜12+辵3=総画数15 U+285D5
遵𨘊
[シュン、ジュン/したが・う]
◆歩むべき道筋に沿って行く、先例や決まりなどの頼(たよ)りとすべきものに従う
馬部
𢍢廾3+10=総画数13 U+22362
奥奧𠆇𠆑𡪿𥨩𡪃
[オウ、イク、オク/]
◆部屋の西南の隅(すみ)、祭礼の際に祭壇を設ける場所で「奥」と呼ばれた、同「隩」「【儀禮:巻第十六:少牢饋食禮第十六】司宫筵于奥祝設几于筵上右之」
◆深く入り込んだ部屋、また場所
◆外からは容易に窺(うかが)うことができないところ、深く容易に辿り着けないところ
𤁌𢍢13+水3=総画数16 U+2404C
澳𤀈
[オウ/おき]
◆川が大きく湾曲して山や崖の奥深くまで入り込んだところ、同「渨」「泦」「汭」、その山側を「隩」
◆水が陸地側に大きく入り込んだところ、湾ワン、入江(いりえ)
◆奥まったところ、同「奥」
◆[日]おき、沖、海や湖などの岸から離れたところ
廾3+12=総画数15 U+5F0A

[ヘイ、ベ/]
◆疲れて体力や気力がなくなる、疲れてぐったりする、同「敝」
◆ぴんと張り詰めていたものが弛(たる)む、弛んで解(ほつ)れぼろぼろになる
◆破れたり擦(す)り切れたりする、ぼろぼろになる、同「敝」「㡀」
◆(自分に関する語に冠して)拙(つたな)い、粗末な、同「敝」
筆順
𦿔弊15+艸3=総画数18 U+26FD4
蔽𦽗𦿝𢅷𦷥
[ヘイ、ヘ/おお・う]
◆上から被(かぶ)せて全体を覆(おお)う、周りから見えないように覆(おお)って隠す
◆遮(さえぎ)る、阻(はば)む
◆全体を一つにまとめる
彑部
𢍮廾3+13=総画数16 U+2236E
巫𢀣𠮎𢍦
[ブ、ム、フ/]
◆舞いながら祈祷し神意シンイ(神の心、神の意志・考え)を問い伺い、それを人に伝える女性、男性は「覡ケキ・ゲキ」、周代(前11世紀~前256年)では、男性は「覡」以外に「巫フ・ブ」の名も用いられたが、女性は「巫」のみだったという「【周禮注疏:春官宗伯】…凡以神仕者掌三辰之灋…(《疏》…言在男曰覡在女曰巫者男子陽有兩稱名巫名覡女子陰不變直名巫無覡稱…)」
◆災(わざわ)いや穢(けが)れや病(やまい)を祓(はら)う祈祷師
𥷂𢍮16+竹6=総画数22 U+25DC2
筮𥰫𥵼𥷣𥰰
[セイ、ゼイ、ゼ/めどぎ]
◆吉凶を占う時に使う(竹の)棒、古くはノコギリソウ(鋸草、キク科ノコギリソウ属の草)の茎を使った {ノコギリソウ}
◆蓍(めどぎ)で吉凶を占う
彑部


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